2017年12月24日
22口径ってなんだったけ?昔引っ張りダコだったウッズマン

以前から狙ってたんですが落札合戦に苦戦してて、なんとか入手した、ファルコントーイコルトウッズマンです。
ファルコントーイ・・・昔のエアガンメーカーですが、マルゼン、マルシン、コクサイなどと微妙にバッティングしない、メジャーともマイナーともつかない機種をよく選定しておりました。
最初はスケール感も微妙で、おもちゃ的妥協が多かったし、ガスMP5kも機構も簡易BV式で大変でした(ワントリガー50発って、今の超ハイサイ以上か?)タニオアクションルガーあたりからしっかりとしたモデルを作るようになったような気がします(ブレンテンはアレですが)。ガリル、56式とマニア向け且つ高品質なモデルを出したのですが、電動ガンでバルグヘッド式MP5を出したあたりが最後とのこと(この時期は小生サバゲから離れてました)
で、今回のウッズマン、エア式P9Sとかの後くらいに発売だったと思います。漫画雑誌の広告にもあったし・・・。で、画像からは「ぽろぽーしょんもいいし、悪くないじゃん?」と思う方も居るでしょうが、まぁ、それは後のお楽しみ。さっそく細部紹介を。
このエアガンはいわゆるプッシュコッキング式で、トリガーを引くとピストン用シアが引かれ弾発射、もう少し引くとスライド固定用シアが引かれ、スライドがリターンスプリングで後退するという、「バック」するだけの、絶えずホールドオープンするブローバックでした。
この機構は、プル式と比べてリアル感が乏しいように思いますが、内部パーツを金属で作っておけば故障も少なく、またスプリングガイドが不要な機構なのでプル式より省スペースでピストンストロークを稼げる・・・と思っております。で、このウッズマンは疑似(というか半)ブローバック以外に「スライドストップ」がライブなのです。マルシンワルサーなど同様のものがありますが、プッシュ式で出会ったのは初めてでした。

画像ではわかりにくいのですが、スライドストップがかかっており、スライドを前進させられません。カート入りマガジンを再装填するとスライドストップを下げることができます。ですが、プッシュ式でホールドオープン(元々そういう機構)するエアガンにスライドストップが意味があったのかは?ですが、まぁ嬉しくはありました。
あと、少しでもシリンダー容量を稼ぐ為、チャンバーも少し前進します。

外観も目立ったヒケや形のいい加減さもなく、にぎり心地や操作感もガタが少なく堅実さ堅牢さが感じられ、安っぽくなくしっかりした良品といったできばえです。全体的にもう少し評価されてもよかったかとおもいますが、それは発売当時より「多分無理」な感がありました。というの・・・

タイトル並びに記事途中の振りの理由がこの画像です。一緒に映っているのは「日本における最大のマグナムオート」(特に大きさが)であるタカトクオートマグとあまり変わらないサイズです。グリップは一応22口径ベースなのでオートマグよりは細めですが、エーダイルガーと比べると非常識なデカさです。1980年代前半まではなぜかウッズマンが大流行りでしたが、一因はマルイやヨネザワがストライカーガン組立キットをおもちゃ屋向けに出荷してたためだったと小生は思っており、それ以前のワイルド7ブームのモデルガンとは意味が違う気がします。で、そういった連続ブーム?の果てに発売されたのがこのファルコントーイウッズマンでしたが、その頃にはガバやルガーなど他機種の製品化が続いたり(マルゼン等)、BB弾の台頭や後々のサバゲーブーム到来など、遅れた登場といった感がありました。ましてやこの巨大感、「22口径」というにはどうしても無理(北斗の拳に出てきた老婆に変装した悪党並みの無理さ)がありました。しかし当時は先の新製品ラッシュもあり、22口径のサイズでは迫力不足だったのと、従来のウッズマンと一線を引きたかったための巨大化だったのかもしれません(パワーアップのみの筋肉肥大はダメであるとセルも言ってました)。ですが今手に取ると、やっぱり今の製品に無い楽しさが感じられました。
Posted by 征 at 11:18│Comments(0)
│昭和エアガン