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Posted by ミリタリーブログ at

2022年12月25日

GATE TITAN+レトロアームズメカボックスで、機械式ピストンリリース機構導入

先日TITANのブラシレスモーター対応アップデート時に使用したM4リビルドカスタムに、機械式ピストンリリースを導入しました。


前記事の新型であるTITANⅡは進化したセクターギア検知とアクティブブレーキで、ピストンコック手前でキチンとギアが止まってくれますが、従来型はそうではなく、少しコッキングしておるようです。これは、射撃後にレトロアームズメカボックスのアッパー部 (ピストン、シリンダーが入ってる部分)を取り外すと解ります。

小生の試した感じでは、フルオートでも同じなので、何とかファームウェアアップデート時にピストンリリース機能を追加してほしかったのですが叶わず⤵️

なので、海外製ver2メカボックスに導入されてるピストンリリース機能を移植しようとチャレンジしました。

①パーツ選定
使用されるパーツ点数が少なく、、セレクター操作だけでピストンリリース出来ること、メカボックス自体に加工不要(レトロのはジュラルミンだし加工大変⤵️)、パーツでの入手可能ということで、ICSをチョイス。最近ICSのパーツを扱ってるショップが増えてきたので通販で入手が容易になりました(TORAYAMAさんとか)。パーツ名は、逆転防止ラッチは「ICS MA-453 CS4(M4)/CXP EBB用 逆転防止ラッチ」となり、旧型のメカボックス途中まで伸びてるタイプは使えません。セレクタープレートは、ICS独自?の呼称でスイッチプレートとなります。これはSSSやMARS対応品のみとなります。

①セレクタープレート(スイッチプレート)加工その1
やはりそのままとはいきません。加工箇所はセレクタープレートについては、メカボックスがセレクタープレート後端と噛み合う所の下部がはまる切れ込み部分を、現物合わせで少し広げます。


②逆転防止ラッチ外側のパーツ加工
スイッチプレートが押し下げる、逆転防止ラッチとメカボックス外側で連結する、クサビ状というか細い台形状のパーツの裏側を、平らになるように削りました。というのも、ICSのセレクタープレート(スイッチプレート)は金属製で薄いため、台形状のパーツとメカボックスの間に潜り込んだり、メカボックスに傷が付く恐れがあったからです。しかし、この加工は必要なかったかもしれません。

③ロアフレーム側セレクターの選定
ここは加工は必要ありませんが、セレクターを動かす本体側の丸いパーツが分厚いものをお勧めします。というのも、ICSのセレクタープレート(スイッチプレート)は金属で薄いため、セレクターと噛み合う丸く抉られた部分が噛み合ってくれず、空転することがあります。

④セレクタープレート(スイッチプレート)の微調整
 セレクタープレート(スイッチプレート)と本体側セレクターの丸いパーツとのサイズに誤差が生じることがあります。切りかきが小さ過ぎてセレクター操作に支障がでなくなるまで少しずつ削ります。ここも源武合わせです。
 あと、それでもプレートとセレクター側の丸いパーツとがうまく当たってくれない時があります。セレクタープレートが樹脂製なら厚みを持たせやすいのですが、金属は難しいので、プレートの切りかき部分が膨らむように、プライヤーなどで少し曲げてやりました。

⑤ロアフレームの加工
パーツを全部組んでフレームに組付けた際に、明らかに渋さが感じられたら、ロアフレーム内側を削って下さい。詳しくは画像参照。これをしないと、涙滴状パーツが動かずラッチそのものの動きに支障が出るかもしれません。


今回は画像が少なくてスミマセン、が、これらの加工のお陰でスムーズに作動させることが出来ました。

今後TITANやasterでピストンリリースが追加されたら複雑な気持ちになりますが、セレクターーセイフティに入れた時に確実にピストンやギアがフリーになる感触は満足感高いです。
ピストンリリースの動作を見たい方は、以下のYouTubeを参照ください。





  

2022年12月23日

GATE TITAN新型! TITANⅡ速攻レビュー

専用アプリ「GATEコントロールステーション」によるセッティングのしやすさ、光センサーによる各動作のコントロール性の高さや耐久性、導入のしやすさなど、GATE TITAN&ASTERはメリットの多い電子トリガーです。そのTITANが秋口からホームページで次モデルが発表され、この度現地で発売となりました。早速購入出来たので、速攻レビューといきたいと思います。

因みに取り付けは従来同様なので、入れ替えの方は特に楽勝です。メカボックスの分解組立が出来れば大丈夫でしょう。

本体

新型であるTITANⅡ、基本デザインは変わらないですが、カラーだけでなく様々な機能向上が図られてました。


今回オープンでアピールされてたのはBluetooth内蔵でしたが、基盤を良く見ると、外部出力用コネクターが付いています。ホームページではマガジンセンサーハーネスなどオプションによる拡張性が期待出来ます。
 またセクターギアセンサー用LEDが2つ付いています。これは、ギアによる検知レベルの向上により、これまで以上に正確なプリコックやアクティブブレーキなどのコントロールを行う為ではと思われます。
 そして上部基盤にはやはり受光センサーが2つ付いています。


 あと、GATEコントロールステーションも一部変更されてました。あらかじめアプリを開いておきバッテリーを繋ぐとBluetooth接続のための指示が表示され、同梱のPINコード入力後に接続出来るようになります。
 希望メニューは従来通りですが、まずトリガー調整がより緻密に出来るようになっています。これは今回のTITANⅡでの機能向上部分の一つです。

印象としてはasterのような感じで、MAXXトリガーやNOVAトリガーのようなストローク調整が出来る、トリガーを付けていると、調整画面を見ながらレンチでストローク調整を行うことが出来ます。かなり攻めることが出来、以前の五段階からかなり進歩しています。

あと、先の2つのセクターギア検知用センサーについても2つのセンサーの動きを追従出来るようになりました。

これは、以前のセンサーの位置では実際にピストンと噛み合う所と開きがあったので、多少のタイムラグや誤差が生じる可能性がありましたが、これがかなり軽減されてると思います。また2個のセンサーの通過の誤差の検知もおそらくやってるので、セクターカットをしていてもキチンとズレなく検知したり、プリコック設定もより攻めることが出来ると考えます。さらに、ピストンコック手前でアクテイヴブレーキが効いていると思われ、プリコックしなくともかなりのレスポンスになっています。

※因みに「壊」はセンサーにギアの歯が検知されない・・・つまりセンサーの上をギアとギアの間が通過しているか、ギアの通貨前後の状態、「歯」はギアの歯が通過していることを指します。

実写では、前モデルと比べてトリガーの遊びのない、かなりダイレクトな感触になったのと、プリコック未設定時のピストンコックするまでのタイムラグが短縮いこレスポンス向上が感じられました。

おそらくまだ小生が解っていないところもあるでしょうが(マニュアルオール英文)、前モデルかろの進化は体感出来ました。値段は150ボンド弱(個人輸入)なので、現行モデルと大差ないかと思います(実際に通販やヤフオクで売られる価格やショップでの価格はどうなるか解りませんが)。

あと実際の動作についてはYouTubeにアップしましたので、そちらを御参照下さい。
https://youtu.be/n21NDGTiSqA
  

Posted by 征 at 23:56Comments(2)M4.SR系

2022年12月19日

P90電子トリガー比較~陽炎Ⅵ型&PERUN.P90

年末にPERUN P90が発売となり、P90オーナー達は先発の陽炎とどちらが良いか悩ましいところでしょう。
 小生は館長として両方購入しました(懐は冬です)。なので比較をしてみたいと思います。

ただ、実際の発射のフィールなどはメカボックスの仕様に左右されるところもあるので、ここではそれ以外の部分で比較したいと思います。

①トリガー周り
双方ともメカボックスの純正トリガーボード?は外すので、これだけでもトリガープルや摩擦抵抗は軽減されます。その上で、まずは「陽炎」
から

トリガーを取り外したあとに前部をカットします。その後はトリガーとストッパーを戻し、その後はトリガースイッチとなるマイクロスイッチ基盤を取り付けます。基盤はトリガーの窪みに合わせた形をしてるので、そこに嵌め込みストッパー用のネジで固定します。
 マイクロスイッチの押し具合でセミフルを切り替えるので、トリガーストロークを制限する必要が出てきます。かげの付属部品であるトリガーストッパープレート(セレクター内に取り付けるプレート)はこのためにあります。

これにより、スイッチをセミオートまでの引きに制限出来るようになり、結果としてストローク短縮になってます。
あと、トリガー基盤はメインボードとハーネスで繋げますが、基盤を外さなくてもはーねを外せるので、分解はPERUNより少し楽です。


PERUNは前回参照なんですが、磁気センサーをトリガーに取り付けたりトリガー基盤も無加工で取り付けれるなど、とにかく最後まで無加です。これはホント凄いと思いました。

ですが、分解時には、トリガー基盤を外さないとメイン基盤と繋がるハーネスは外せないです。 

②メイン基盤の取り付け
陽炎はセクター検知用のマイクロスイッチ取り付け時にメカボックスを開ける必要がありますが、取り付け自体は付属のワッシャーとボルト、ナットでポン付けです。


PERUNは前回記事にてお伝えした通り、基本メカボックスを開けずに取り付けれます。これだけで書くこと無くなってしまうくらいですW
注意点としては、純正からの置き換えのカットオフバー(メイン基盤の磁気センサー対応)をきっちり取り付けるためにワッシャーなりシムで押さえてあげる必要はあるかもしれません。

③設定変更
陽炎は、従来のトリガー引きっぱなしから設定モードに入ります。操作は簡単ですが、説明書はいつも必要かもしれません。というのも、スマホのアプリ対応のもの以外は殆どこの操作であり、内容は微妙に違うので、覚えてられないでしょう。ただ、陽炎はイージーモードとエキスパートモードの2つで設定がいじれます。基本はイージーモードで十分です。

対してPERUNも基本は同じトリガー引きっぱなしからの設定ですが、これにコントロールボードを組み合わせる事で、トリガー式設定の煩わしさを軽減しています。

このコントロールボードにはスイッチとダイオードが付いており、ダイオードの色でどの項目を設定するのか一目瞭然となります。これだけでもかなり分かりやすくなってます。但し、やはり説明書(カードが付いてますし、PDFのダウンロードも出来ます)は必要でしょう⤵️

④結局どっちがいい?
陽炎
メリット:オートプリコックが便利で楽。トリガーストロークは最初から超ショートストロークになる。従来に比べて壊れにくいマイクロスイッチ。ピストンリリース機能。設定項目の多彩さ。トリガーをバラさずにトリガーハーネスが外せる=分解がPERUNよりは楽
デメリット:トリガーの加工とメカボックスを開ける必要がある(あくまでPERUNと比べて。ごく普通の手間ではある)。設定項目が多いので、設定が手間(イージーモードで事足りるかも)。マイクロスイッチが壊れる可能性はある(かなり低いらしいが)。

PERUN
メリット:一切無加工、トリガー周りの分解だけでインストール出来てしまう❗。トリガーでの設定は従来に比べて楽。ピストンリリース機能。マグネット検知式なので物理的故障は少ない(と思う)。オリジナル同様の2ステージトリガー。
デメリット:トリガー基盤からハーネスを外すために基盤から外す必要がある。トリガーストロークは純正領域(加工や調整は簡単)。楽になったとはいえ手間の掛かるトリガーでの設定

小生の見解ではこんな感じです。DSGやその他のセッティングで差が出る可能性はありますが、使用者のスキルや拘りにあわせて選べば良いと思います。通常の使い方では個性はあれど差は感じられません。どちらもオススメです。

  

Posted by 征 at 00:51Comments(0)P90内部カスタム

2022年12月01日

PERUN P90レビューその②設定と注意点とプチチューン

PERUN P90、なかなか良いですね♪一旦バラすことになって再組み込みしたのですが、30分かかりません。やはり、メカボックスを一切分解せず組み込めるというのは凄いです♪

で、今回新たにPERUN用メカボを組んだので、やはり別に側というかストックを用意しようとしたのですが、中華製ストックとアッパーレシーバーは違うメーカーの組み合わせじゃ上手く収まらない事があるみたいです⤵️

なので、ピストルグリップに改造したストック1号(スナイパーのは2号)を再利用しました。



で、本題の各種設定ですが、これについては正直注意点はありません。本体後部に付けられるスイッチボードのスイッチを押す度に設定項目が移動します。ダイオードの光り方と色の組み合わせで設定項目が解りますので、希望の項目に来たらトリガーを引いたり長引きしたりする等で設定を変えれます。説明書(ダウンロードかサイト閲覧)やカードを見ればわかると思います。
因みに、この設定項目の中にある「トリガーキャリブレーション」という機能は、個体差のあるP90のトリガーストロークそれぞれにセミとフルの感知ポイントを最適化するためのものと思いますが、上手く使うとトリガーストロークの調整に使えます。これは後述の「プチチューン」で説明します。

で、PERUN P90の注意点ですが、組み込み編でも述べましたが、メカボックスをストックに納める際にトリガーハーネスを挟んでしまうことがあります。挟んだまま無理にメカボックスを押し込むと、ハーネスが断線する恐れがあります。これは、あらかじめストックとメカボックスの隙間=両端の方にハーネスが通ってるかきちんと確認してからメカボックスを押し込む様にして下さい。このハーネス、組み込みやすさのため少しだけ長めに作られてますが、そのため弛みやすく、またハーネスがうねってると上手く隙間を通ってくれませんので挟みやすいです。特に収縮チューブで覆われてない所を挟んでしまうと、リスクははね上がりますので気をつけてください。




あと、このPERUN P90用、かなり優れものですが、基本本体は殆ど弄らないので、トリガーストロークはそのままになります。なので、握力マシーンとか揶揄されたトリガープルが軽くはなりますが、長ったらしいストロークはそのままです。

なので、こいつをどうにかしてやりましょう。

P90のトリガーストロークは、セレクターの切りかきで決まります。なので、この切りかきを変更してやります。


写真の右はノーマル、左が今回のストローク変更分です。
切りかきは、左はセイフティ、真ん中はセミ、一番右はフルのストロークになります。今回はセミの部分を少しだけ埋めて、ストロークを短縮しました。


この成果としては、ノーマル6ミリくらいのストロークが埋めただけ=今回は3ミリくらいに短縮出来ています。画像じゃチト解りづらいですかね?
セレクター加工前↓



セレクター加工後↓

このやり方は、陽炎でもノーマルのセレクターに追加パーツで対応したり、大門団長のショートトリガーでは3Dプリンターで別部品を作って行っています。
自作の注意点としては、クリアランスを埋めすぎると多分キャリブレーションで設定しきれなくなるかも(多分です)ということと、加工ややり直しのききやすい素材を使うこと。自分はDAISOのエポパテを使って埋めてから削るる作り方をしましたが、固くて削りにくい素材でやると大変と思います。


YouTubeはこちらから
https://youtu.be/GCvk-3mW8c8
  

Posted by 征 at 21:16Comments(0)P90内部カスタム

2022年11月27日

PERUN P90レビューその①組み込み

いよいよP90の電子化が促進されてきました。マルイもバージョンアップさせてきましたが、やはり本命はPERUN P90でしょう。これは「P90の館」と銘打ってる当方としては取り上げない訳にはいきません♪

部品構成は先に出た陽炎と似てはいますが、更に設定用スイッチパーツ=コントロールボードとマグネット感知式であるところ、あとはセクター検知が外装式になってます。


これ、何が凄いかと言うと、メカボックスを全く開けずに、かつボルト留めだけで取り付け出来てしまうことなんです。今までこんな電子トリガーはありませんでしたので、メチャ凄いかなぁと。これ、要はマルイP90買ってきて、新品未開帳のまま電子トリガー化出来るということです。そのうちヤフオクやショップで売り出すんじゃなかろうか?
 セクター検知は、カットオフバーを専用品に変えるだけです。メカボックスによってはガタつきが出るので(出た)、シムやワッシャーで微調整が必要です。

このセクター検知外装式、去年にHJKワールドさんでされてましたし、安心かつ納得の方式です。しかしこうなると、P90はgateみたいな光検知は難しいということでしょうね。ちと残念。

取り付けはカットオフバーのクリアランス調整以外は陽炎以上にマニュアル通りで良いです。因みに配線はPERUN伝統の?シリコンコードなので、ちと頼りなく見えますが、組み込みやすいです。

あと、今回から電子ヒューズが採用されたので、ヒューズは元々付いておりません。これは、狭いP90のバッテリー収納を考えると妥当かつやむ無しといったところ。ここも組み込みが楽であるポイントです。

トリガーというかスイッチは磁力検知式です。ただポン付け出来るのでここも楽勝。



因みに、トリガー後端にマグネットを付けて、その両脇に磁力検知センサーとダミーボード?を付けます。このセンサーボードとダミーボードの下には土台をはめ込み、ボード二つを挟み込むように付けることでがっちり固定します。うまく考えてるなぁ♪

正直、取り付けはここまででしょう。普通にP90いじれる人は、問題なく組込めれると思いますし、ドライバーと六角レンチが使えれば、大丈夫でしょう。

問題点というかP90ならではの難点として、トリガーのスイッチとメカボックスとを繋ぐのは、陽炎もPERUNもハーネスで繋ぎます。ストック内にうまく通すのが中々面倒です。しくじると、ストック内側とメカボックスでハーネスを挟んでしまい、断線の恐れがありますよ(やっちゃいました)。ハーネスは慎重にやれば断線しても補修出来ますが、注意してください。

動作については、モーターやスプリングでどうとでも映るので、ここで重要なのはトリガーフィーリング。

P90のトリガーバーを外せるので、その分軽くなります。ここは電子トリガーをインストールする一番のメリットです。

一方トリガーストロークほ、セレクターの穴を調整するパーツがないのでストロークはノーマルのままです。この辺りは下手にやるとマグネット検知に影響しそうです。ノーマルの範疇でストロークを小さくすることは少しは出来ますが、マグネットセンサーの取り付け位置を調整する必要が出てくるので、色々まとめてチャレンジしようかと思います。因みに当ページ内にてトリガーストロークやトリガープル調整を扱ってますので興味のある方は覗いてみて下さい。

次回は陽炎との比較でもやろうと思います。


  

Posted by 征 at 21:52Comments(0)P90内部カスタム

2022年11月06日

ニッケル水素バッテリー14.4V制作

 小生、以前は使ってたんですリポバッテリー。ですが、こちらのミスでショートさせたり、過放電させてヤバくなったりで、リフェバッテリーとニッケル水素バッテリーメインになりました。
 ですが、やはり普通に売ってるニッケル水素では9.6でDSGでのサイクルアップへとトライでは電圧が足りず、リフェも以前はあった13.2Vは見られなくなったので、DSGでのトライに困ってました。(因みにリフェ9.9vなら通常ドライブは可能です)。
 なので、市販のニッケル水素のヌンチャクバッテリーに手を加えて高電圧のバッテリーに改変してみました。
   

 よくAmazonで売ってるやつを二つ組み合わせて、8セルから12セルにしてます。ヌンチャクの間を切って、間にもう一つのヌンチャクバッテリーから4セル分持ってきてハンダで繋ぎました。
   
ホントはバラ売りセルで自作する方がやり易いんでしょうが、この方が寸法を考えるリスクもありません。因みにニッケル水素のヌンチャクバッテリーは4セル×2のの9.6vと、4セル+3セルの8.4vがあるので、組み合わせで10.8Vから14.4Vまで1,2V刻みで組み合わせることが出来ます。因みに、きちんと直列になるように繋がないといけません。マイナスの線にはプラスの線を繋ぐということです。

 セル自体の重量があるので配線や接合部への負担もありますし、作成中のショート、液漏れなどのリスクもあるので、される方は当然自己責任でお願いします。因みに使用電動ガンは去年1月に当ブログで掲載したM4DSG使用です(スペックはそちら参照)。モーターはロネックスA1+。サイクルは...

となりました。以前作った12V仕様より5発ほどサイクルが上がりました。あと電圧も充電したての最大値は
   
となりました。当M4はタペットプレート以外は無加工なので、誰でも似た結果を出せるのではと思います。あと余ったセルは
   
このようにTコネ付けてみました。モーターやギアの慣らしに使えそうな気がします。あと、動画にもアップしたので、興味のある方はどうぞ。

https://youtu.be/VkSlV9EMngE



  

2022年10月16日

P90ショートストロークトリガーと陽炎Ⅵ型との比較

P90の館と言いつつM4の館みたくなってたので、前から気になっていたP90ショートストロークスイッチを購入。せっかくなんで陽炎Ⅵ型との比較とかやってみます。

本ショートストロークスイッチは、トリガー周りのストローク変更を行うもの。これまで小生もトリガープル軽減やとことん分解まではやってきました(パイオニア)が、ストロークはほんの少ししかいじれませんでしたので、本商品の効果には期待してます。

①パーツ構成


トリガースイッチ関連パーツとしては二点、セレクターが一点。セレクターに関しては、陽炎と同様の考え方で、セレクターの切りかきを制限してストローク量を制限してます。後のパーツは早目のディスコネクトパーツと、早目のフルオート接点パーツ(て言っていいのかな?)となります。
 考え方としては、トリガーを浅く引いても早目にトリガーユニットをリリース=電気のカットオフをすること、浅くトリガーを引いてもフルオートになる(P90は二段トリガーなので)、発射した所でそれ以上トリガーが行き止まりとなる、ということです。それに必要なパーツとしてこの三つで可能ということです。

②組み込み
 組み込みそのものは電動ガンを分解&組み立てできる人なら誰でも可能です。ただ、細かい調整においては何度も分解&組み立てとなります。
 組み込みにおいてはやはりマルイのが良いかもです(レビューでもそういう人は居ました)。今回のドナーはメカボックスとトリガースイッチ周りはマルイ、側とトリガーバーはクラシックアーミーでした。


で、何故かオーバーランかトリガーを引ききらないかということが連発しました(後述)。なのでマルイ用をつかいました(P90の館なのでパーツはたんまり)。
 あと、セミオートスイッチに付くめちゃくちゃ小さなスプリングですが、取り付けの向きに気をつけて下さい。

上下逆に付けてしまうと、セミオートスイッチが上に引っ張られる形になり、カットオフされずセミオートが効きません。これに気付くのに何度も分解しました

③調整
 ここが一番辛かった
最初は一番奥まで引かないと通電されず、トリガーバーをちと角度を変えるとオーバーランの繰り返し。

 で、クラシックアーミーからマルイのトリガーバーに変えると通電はするものの、またトリガーを奥まで引かないと通電しない。最終的にはセレクターを加工して、ほんの少し元よりはトリガーを奥まで引けるようにしました。あとストック側のトリガー下部の、セレクターに入り込む凸の、後端も微妙に削りました。ここはやりすぎるとフルオートになりかねないので一気にやらずに分解と組み込みを繰り返すように注意してください。

 この苦労は、やはりマルイのであれば起きなかったかもしれません(チャンポンカスタムだとヤバいでしょう)。

 かくして、無事作動させることができました。

④フィール比較
陽炎はトリガーバーもメカボ側のスイッチも全て廃するので、あとはストック側のトリガーのフリクションとストック内のトリガースプリングしかありません。抵抗が少なく軽い、ですがただ引くだけの、電子トリガーらしい無機質な感触です。

対してショートストロークスイッチは、ノーマルの抵抗感でありつつストロークは3~4㎜程度と陽炎と同等です。また少し軽くもなっています。
 ショートストロークスイッチはノーマルのストロークのみ短くするだけなので、どうしてもトリガーバーの摩擦と二つのスプリングが抵抗になります。トリガーストロークが短い=浅い引きとなることで、スプリングが圧縮される前に通電&カットオフされるので、ストローク短縮だけでなくトリガーが軽くなる現象が起きます。これが本ショートストロークスイッチの効果です。

これがポン付けなら万人におすすめですが、マルイノーマルなら調整も少なくて済むかもしれません。分解調整に時間が取れる人にはおすすめです。

あとは電子トリガーのただのスイッチのようなトリガーフィールが嫌いな人にはこれしかないかもしれません。これに外付け汎用電子トリガーとの組み合わせとか良いかもです(warfetが余ってるんでやろうかな)

あと、ショートストロークスイッチと陽炎Ⅵ型の動作について、YouTubeにupしました。

https://youtu.be/NTP4KEyFKvA
  

Posted by 征 at 20:30Comments(0)P90内部カスタム

2022年10月09日

Gate titanとブラシレスモーターの組み合わせ確認①

 前回でgateのアップデートとブラシレスモーター搭載について載せました。今回は実機で説明します。

 いつものM4 VLTORベースですが、ヤフオクでtitan+レトロアームズメカボックス(スプリットではない)搭載のものを手に入れ、改修しました。配線も傷んでたんで、やり直してます。最近組んだM4はグリップはストームに、トリガーとマガジンキャッチを全て赤に統一してます(某レッド○ョルダーっぽくレッドトリガーということで)。




内部仕様は
・メカボックス:レトロアームズ通常型
・モーター:オプションNo.1ブラシレスモーター
・ギア:core16:1
・ピストン:レトロアームズ13.5歯
・ピストンヘッド:レトロアームズ
・シリンダー:レトロアームズ
・シリンダーヘッド:レトロアームズ→ダンパーがへたって打撃音大きかったのでSHSに交換
・タペットプレート:不明
・ノズル:レトロアームズ
・チャンバー:レトロアームズ(前のシルバーの)
・トリガー:MAXX アドバンスドスピードトリガー type E
・電子トリガー:gate titan advance
・バレル:不明
・押しゴム:不明
・パッキン:不明
中古なんで鑑定しきれませんが、主要パーツがレトロアームズなんで、お買い得でしたが前述の通り手直しの手間はかかりました。

あと、スコープはヤフオク出展のカッコいいやつを衝動買いしました(NcSTAR VISM ADO 3-9x42 イルミネート スコープ)



フリップアップドットサイトが付いてたり、スコープ前半分がスクエアデザインだったりカッコいいんですが、アイリリーフが短いのがちと難点。

因みにギアは元々不明のセクターカットをcore16:1に入れ替えました。そのままではブラシレスモーターにした時にかなり高回転だったのでピスクラ対策に。

で、改修後の計測(初速は95前後)ですが



かなりハイサイクルになります。また少しオーバーラン気味で、セミオート時に時々2バーストになります。

このままでは危ないので、



Gate ublinkでサイクルをかなり低く設定。
これにより



サイクルがかなり遅くなりました(実銃トンプソン並み?)

バッテリーは安心第一Wのニッケル水素9.6vですが、オプションNo.1ブラシレスでの使用はバーストしたり、電圧低下でアラーム→停止となったりしました。繋ぎ直して改善することもあったり、安定感は欠く感じです。このトラブルは12Vでも同じです。リポやリフェに比べて内部抵抗が強いことが原因らしいです(良く解ってません⤵️他サイトで各自チェックしてください)。

あと8.4Vではアラームが鳴るだけで動きませんでした。ですがコピー品?であるSOLINKのブラシレスモーターは8.4Vでも動きました(詳細チェックはまた今度)。

結果としては、オプションのブラシレスにはリポやリフェでないとブラシレスモーターの特性完全に活かすことは出来なさそうです。しかしセミオートのみなら何とかなるかもです。ニッ水派はよく検討してから決めてください。


因みに今回の記事をYouTubeに挙げてみました。動作確認したい方はこちらを参照ください。





  

Posted by 征 at 19:46Comments(0)その他カスタム

2022年09月25日

Gate titan アップグレード

Gate titan及びasterは確かに使いやすいです。値段が少々張りますが、インストールしやすさと後のスマートフォンでの設定変更の容易さ、デメリットはありつつ光センサー採用の恩恵等が理由です。Blulinkがかさばるのが欠点でしょうか?いずれくるであろうモデルチェンジ時には本体内蔵式になるんじゃないかなと期待(リヴァイアサンやT238v2.0が羨ましい)。

さて、いつの間にかgatestationのアップデートがあったみたいで、titan&asterも正式にブラシレスモーター対応となりました。また、ROFもマニュアルPWM (ショット間のパーセントでサイクル制動)は使えなくなります。



※スミマセン、先日はROF制御できないみたいなこと書きましたが、25~70の間で可能でした。ハイサイクルギアでもかなり回転数落とすことが出来ました。見落としてしまい申し訳ありませんでした(ToT)。

あとブラシレスモーターon時にはアクティブブレーキは使えなくなります。これはブラシレスモーター内のアクティブブレーキとの併用によるトラブル回避のためかと思います。

今回のアップデート以前でも、ブラシレス使用時にはセレクターでのプリコック設定音がなくなるとかありましたが、それ以上の弊害は見てはわかりませんでした。なので今回の一部制限が一番安全ということでしょうね。

ブラシレスは立ち上がりもサイクル向上もずば抜けてますんで、特に90前後のスプリング使用とかはピスクラしそうなくらいなサイクルになります。




ここでROFでのサイクルコントロールが生きてきます。セミのキレの良さと安全なローサイクルの両立が出来るということです。



因みにブラシレスモーターをoffにしてアクティブブレーキを操作しても、当方のM4では警告音が鳴り動作しませんでした。なのでブラシレスモーターを搭載するときは素直にonにした方が無難でしょう。ROFも問題なく設定出来るので。

あと、今回買ってみたもう一つのブラシレスは、オプションのではなくSOLINK SX-1 ハイスピードです。




で、ハイスピードと言いつつ、外の青いやつとかはサイクルもトルクもこちらより低いのでこちらがハイエンドで青いのがエントリーと言ったものかもしれません。
で、このモーターですが、ピニオンは中華お約束のD型




エンドベルの感じもオプションのと同じなので、通常のモーターより少し長い印象。



なので、以前のべベルギアのシム調整ではキツキツで、グリップエンドを少しずつ浮かさないとギアなりします。近々染む調整し直しです。



モノとしてはオプションのと違いは感じません。ピニオン交換はD型に加えて現状ブラシレスで安全に交換するのは骨が折れる(:エンドベルとその中の基盤外さなきゃいけないみたいですね)のと、ギアなりも割りとましなので、このまま行きます。  

Posted by 征 at 14:30Comments(0)その他カスタム

2022年06月26日

STD電動ガン用SLRプラフレームについて

 最近Amazonで、ゲルボール用SLRフレームセットが売られるようになったので導入のポイントを書こうと思います。



 セット内容は上下フレームにフレームピン、マガジンキャッチ一式、ダミーカートリフレクター、ダミーボルトストッパーと、更にノーマル風グリップと、これ一つで完結できるようになっており、素晴らしいの一言(とはいっても交換しましたが)。表面仕上げはややシボ風で、日本製ほどのシャープさはありませんが、あまり問題ないと思います。

 さて、このフレームセット、もともとゲルボール用なので、それに合わせてSTD電動ガンと異なる仕様になっています。その2か所は確実に加工しないと使い物になりません。加工自体はハードではありませんが、やや手が入りにくいのが難点です。最低限ドリルや板ヤスリ、できればリューター(ホームセンター程度で構いません)が欲しいところです。あれば1時間ほどで完了できると思います。

「加工その1」チャンバー上端が接触する箇所
 画像確保できなかったのですが(見かけたことはあります)、ゲルボール用チャンバーは使用弾の性質上ホップがないのではと思います。なのでSTDⅯ4チャンバーの上端にあるホップ調整部分がないのでゲルボール用のアウターバレル基部にはここに切り欠きがありません。よってアッパーフレームのアウターバレル基部は単なるストレート構造になります。ここをチャンバー上端が入り込めるように削る必要があります。



「加工その2」チャージングハンドル先端部を削る
 上記その1の画像参照。チャージングハンドルのリターンスプリング取り付け部の付け根の部分がメカボ上端と当たってしまい、フレームが収まらなくなります。ここを削っておいてください。上記作業のついでにやっておいた方が良いです。

「加工その3」ロアフレームのマガジン上端が来るところのリブを削る。
 どうしてこういったリブが必要なのかわかりませんが、これを削り落とさないとマガジンがマガジンキャッチにハマらず、かつ給弾口がチャンバーに刺さらず給弾できません。なのですべて削り落とします。



以上で加工は完了です。ナイロン的な素材とのことで頑丈ではありますが、熱に弱いかもしれません(グラインダーでの研磨カスが溶けていた)。そういった危うさも含めて使用される方はチャレンジしてください。SLRフレームは電動ガンではDYTACのみの発売であり、現在生産されてないので正直これ一択ですが、軽いので気に入ってはいます。値段はAmazonでは1万弱と少し残念な値段ではありますが、安心して買えるメリットはあります。
  

Posted by 征 at 18:14Comments(0)M4.SR系